MISC

2021年10月

J-PARC RCS次世代LLRF制御システムの性能

Proceedings of 18th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 田村 文彦
  • 杉山 泰之*
  • 吉井 正人*
  • 山本 昌亘
  • 沖田 英史
  • 大森 千広*
  • 野村 昌弘
  • 島田 太平
  • 長谷川 豪志*
  • 原 圭吾*
  • 古澤 将司*
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18th
開始ページ
170
終了ページ
174
記述言語
日本語
掲載種別

J-PARC 3GeVシンクロトロン(RCS)における大強度陽子ビームの安定な加速のためには高精度で安定な低電力高周波(LLRF)制御システムが不可欠である。RCSのLLRF制御システムは運転開始から10年以上大きな問題なく運転されてきたが、構成要素であるデジタル部品の陳腐化により維持することが困難となっていた。このため、2016年より次世代LLRF制御システムの開発を行い、2019年に次世代システムへの置き換えを完了した。RCSの広帯域金属磁性体空胴のビームローディングを補償するにはマルチハーモニックの補償システムが必要である。次世代システムではマルチハーモニックベクトルrf電圧制御フィードバックを採用することで、旧システムにおけるフィードフォワード法を用いた補償よりも安定な大強度ビーム加速を実現した。本発表では、次世代システムの概要、ビーム試験結果を示すとともに、更なる性能向上に向けた取り組みについて報告する。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202202224709005109
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5072201
ID情報
  • J-Global ID : 202202224709005109

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