基本情報

所属
京都大学 人間・環境学研究科 共生人間学専攻 博士後期課程
株式会社AaaS Bridge リサーチフェロー
関西大学 学術情報事務局 図書館事務室 課員
学位
修士(人間・環境学)(2019年3月 京都大学)

連絡先
harmonica0308gmail.com
J-GLOBAL ID
201901016761491511
researchmap会員ID
B000375037

情報の哲学やそれに関連する範囲で科学哲学を研究しています。

(Philosophy of Information and Science ; PIS)

PISとは以下の3つの問題に取り組む研究分野です。

(1)情報概念の分析・精緻化

(2)情報科学の方法論の哲学的問題への応用

(3)情報科学の方法論の反省的考察

 

特に以下の4点を目下の課題として取り組んでいます。

(a)自然的情報(natural information)の多元主義的分析

自然的情報の真理性テーゼ(Veridicality Thesis;VT)に着目した従来の議論を批判し、自然的情報の多元性を主張しています。

(b)意味論的情報(semantic information)の真理性テーゼの検討

意味論的情報のVTを支持するフロリディらの主張を批判的に検討しています。

(c)意味論的情報の量理論の構築

バーヒレルやカルナップの古典的量理論や、フロリディの強い意味論的情報量理論(TSSI)のメリット/デメリットを吟味し、より発展的に精緻化することを目論んでいます。

(d)抽象化レベル(Level of Abstraction;LoA)の手法の検討

PIにおける方法論であるLoAの手法自体の精緻化や、諸問題への応用方法を検討しています。「モデル」「モデリング」「シミュレーション」などに関係するため、メタPIであると同時に科学哲学上の問題でもあります。

 

上記4つの関心は、下図のような仕方で有機的に繋がっています。

(c)がメインタスク、それ以外が(c)を達成するためのサブタスクです。

フロリディの研究者ではありませんが、「フロリディや情報の哲学全体について概略を知りたい」などの依頼があれば可能な範囲で対応できます。

 

普段は私立大学の専任事務職員として働いています。私学助成など、業務に関連する研究を行うこともあります。

研究者としての雇用ではないので、基本的に平日の日中は研究関連の活動は行いづらいです(が、有給休暇等で対応できます)。

 

※アップロードしている原稿は著者最終稿であり、出版社版ではありません。引用される際はご注意ください。


論文

  6

講演・口頭発表等

  6

MISC

  3

担当経験のある科目(授業)

  1

社会貢献活動

  1

学術貢献活動

  1