共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2018年3月

霜降仮説に基づく不凍糖タンパク質の構造簡素化

日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

課題番号
16K13992
体系的番号
JP16K13992
配分額
(総額)
3,770,000円
(直接経費)
2,900,000円
(間接経費)
870,000円

有機合成化学によって不凍糖タンパク質を供給するためには,不凍糖タンパク質の簡素化,即ち小分子化が必要である。我々は,疎水空間と親水空間を均一に分散させる「霜降仮説」により不凍活性が出ると仮説を立て,その仮説を実証する物質として含フッ素ガラクトース・ノナペプチド(Gal-F-Pro9)を設計した。Gal-F-Pro9は,含フッ素プロリンを9量体とした後,プロパルギルガラクトースとのクリック反応によって合成した。Gal-F-Pro9の不凍活性を調べたところ,予想通りGal-F-Pro9は活性を示すことがわかった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K13992
ID情報
  • 課題番号 : 16K13992
  • 体系的番号 : JP16K13992