共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2016年3月

バスク語のヴォイスの対照言語学的研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別研究員奨励費  特別研究員奨励費

課題番号
14J10744
配分額
(総額)
1,100,000円
(直接経費)
1,100,000円

バスク語のヴォイス現象、特に授与動詞を用いた使役に注目して現地調査を行った。
この構文について以下の点を明らかにした。第1に、この構文の諸用法間で授与動詞の文法化の程度には差があること。第2に、授与動詞の文法化の程度と、それに従属する動詞の種類には相関があること。第3に、それに伴って従属する動詞の表す事態の実現が含意されるかどうかが異なること。第4に、従属する動詞の種類によって異なる構造の構文が可能になること。
この現象をもとに、トルコ語、ウルドゥー語、英語の研究者の協力を得て、使役について対照言語学的な観点からワークショップを行なった。

ID情報
  • 課題番号 : 14J10744