本研究では言語を含む環境や成果物に対しロバストな追跡技術を実現し、追跡結果に基づいて保守進化を促すための変更・再利用支援技術の確立の達成のため、（１）要求モデルを含代表的な複数のモデル間の追跡手法、（２）環境や成果物の詳細によらない一定抽象度で記述されたソフトウェア開発知識やパターン間の追跡手法を研究し、様々なソフトウェア成果物および関連文書・知識・パターン間の追跡を実現した。さらに、それらの追跡を束ねた高信頼かつ多様な環境や成果物群に対してロバストな追跡のために（３）推移的追跡手法を研究するとともに、（４）追跡を通じてソフトウェア保守進化の活動を具体的に支援する環境を実現した。