髙橋史子 (Fumiko Takahashi) - マイポータル

基本情報

所属: 東京大学大学院総合文化研究科准教授

学位: D.Phil. in Sociology(University of Oxford)

J-GLOBAL ID: 201601020693017461
researchmap会員ID: B000251399

移民の子どもたちが教育を通じてホスト社会に参加していこうとする過程で抱える多様な問題を理解し、多民族・多文化社会での学校教育の果たす役割やナショナリズム・エスニシティとの関連について検討するための国際比較研究をしています。社会学・教育社会学。

研究キーワード

研究分野

経歴

2023年4月 - 現在

東京大学大学院総合文化研究科准教授
2019年10月 - 2023年3月

東京大学教養学部附属教養教育高度化機構社会連携部門特任講師
2015年4月 - 2019年9月

東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター助教
2014年4月 - 2015年3月

東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター特任研究員

所属学協会

委員歴

受賞

2022年7月

奨励賞東京大学教養学部附属教養教育高度化機構
2021年3月

オンライン授業等におけるグッドプラクティス総長表彰東京大学
2018年

平成30年度若手研究者の国際展開事業東京大学

高橋史子
2007年

Swire/Cathay Pacific Scholarship 奨学金 The Swire Charitable Trust

高橋史子

論文

コロナ危機と教育格差の拡大―米英の状況からみるマイノリティの教育機会と公教育の役割再考

額賀美紗子, 高橋史子

異文化間教育 (54) 2021年8月査読有り
Japaneseness in Immigrant Education: Toward Culturally Responsive Teaching in Japan

Fumiko Takahashi

Educational Studies in Japan 14 15-27 2020年査読有り
誰を「日本人」らしいと見なすのか−多文化社会におけるナショナルアイデンティティと教員−

高橋史子

東京大学大学院教育学研究科紀要 58 563-582 2019年3月
教育モデルが国境を越える時代を俯瞰する:―比較教育学の原点にもどる―

恒吉僚子, 高橋史子, 草彅佳奈子

比較教育学研究 2018(56) 186-189 2018年
151

「文化」の適応と維持から見る日本型多文化共生社会

高橋史子

異文化間教育 44(44) 33-46 2016年8月招待有り

書籍等出版物

東大生、教育格差を学ぶ (光文社新書 1247)

松岡亮二, 髙橋史子, 中村高康

光文社 2023年3月15日 (ISBN: 4334046541)
The Experience of Examining the PhD (Routledge Research in Higher Education)

(担当:分担執筆)

Routledge 2022年12月30日 (ISBN: 1032164360)
現場で使える教育社会学教職のための「教育格差」入門

中村高康, 松岡亮二

ミネルヴァ書房 2021年10月
教育論の新常識 : 格差・学力・政策・未来

松岡, 亮二 (担当:分担執筆, 範囲:多民族化・多文化化する社会に公教育はどう対応するか)

中央公論新社 2021年9月 (ISBN: 9784121507402)
新グローバル時代に挑む日本の教育 : 多文化社会を考える比較教育学の視座

恒吉, 僚子, 額賀, 美紗子 (担当:分担執筆, 範囲:移民児童生徒に対する教員のまなざし――多文化社会における社会化を問う)

東京大学出版会 2021年5月 (ISBN: 9784130520829)
Tsuneyoshi, R., Sugita, H., Kusanagi, K & Takahashi, F. (Eds.), Tokkatsu: The Japanese Educational Model of the Holistic Education,

Kusanagi, K, Takahashi, F, Tan, C, Tsuneyoshi, R (担当:共編者(共編著者), 範囲:Kusanagi, K., Takahashi, F., Tan, C. & Tsuneyoshi, R. "Implications of Comparing SchoolCleaning Across Educational Contexts: Interpretation and Practice in Japan, Taiwan, and Singapore")

World Scientific 2019年9月
移民から教育を考える — 子どもたちをとりまくグローバル時代の課題

額賀美紗子, 芝野淳一, 三浦綾希子 (担当:分担執筆, 範囲:多文化共生と日本の学校教育（学校実践編）：多文化社会における学校の役割と課題)

ナカニシヤ出版 2019年9月
グローバル化時代の教育改革―教育の質保証とガバナンス―

東京大学教育学部, 教育ガバナンス研究会編 (担当:分担執筆, 範囲:日本における移民・難民の子どもたちに対する教育保証)

東京大学出版会 2019年8月
SDGs時代の教育―すべての人に質の高い学びの機会をー

北村友人, 佐藤真久, 藤学 (担当:共著, 範囲:マイノリティ)

学文社 2019年5月
Education in Japan in a Global Age: Sociological Reflections and Future Directions

Akiyoshi Yonezawa, Yuto Kitamura, Beverley Yamamoto, Tomoko Tokunaga eds (担当:分担執筆, 範囲:Tomoko Tokunaga, Misako Nukaga and Fumiko Takahashi., "Education in Japan in a Global Age: Sociological Reflections and Future Directions")

Springer 2018年8月
質的心理学辞典

日本質的心理学会編, 能智正博ほか (担当:分担執筆, 範囲:４項目執筆)

新曜社 2018年 (ISBN: 4788516012)
Globalization and Japanese "Exceptionalism" in Education: Insider’s Views into a Changing System

Ryoko Tsuneyoshi ed (担当:分担執筆, 範囲:Chapter 12. Ryoko Tsuneyoshi, Fumiko Takahashi, Hideki Ito, Lee Seulbi, Maiko Sumino, Tate Kihara, Satsuki Kubodera, and Hikaru Ishiwata "Japanese Schooling and the Global and Multicultural Challenge")

Routledge 2017年

MISC

多様性と平等はどのように両立できるのか

髙橋史子

月刊高校教育 (5月) 68-69 2023年4月
書評『沖縄のアメラジアンー移動と「ダブル」の社会学的研究ー』野入直美著／ミネルヴァ書房

髙橋史子

異文化間教育 (57) 155-157 2023年3月
6

大学の学びと「社会」の接続―ビジネス・キャリア・社会問題に関する社会連携授業の事例から

髙橋史子

大学における社会連携の可能性―教養教育高度化機構シンポジウム2022報告書 26-30 2023年2月
11

外国につながる生徒の指導に関する教員のスキルや知識の向上

額賀美紗子・三浦綾希子・髙橋史子・徳永智子・金侖貞・布川あゆみ・角田仁

「外国につながる生徒の学習と進路状況に関する調査報告書―都立高校アンケート調査の分析結果―」 2022年10月
7

外国につながる生徒の進路と進路指導

額賀美紗子, 三浦綾希子, 髙橋史子, 徳永智子, 金侖貞, 布川あゆみ, 角田仁

「外国につながる生徒の学習と進路状況に関する調査報告書―都立高校アンケート調査の分析結果―」 2022年10月
多文化社会と教育格差多様性を「強み」にできる学校・社会へ

髙橋史子

月刊高校教育 (3月) 72-73 2022年2月
シンガポールにおける民族間関係・ナショナリズムと教育―「学力」観の変容を視野にいれた先行研究レビュー ―

高橋史子

Working Papers Vol. 3 February 2017 ガバナンス改革と教育の質保証に関する理論的実証的研究―平成28年度報告書―科学研究費補助金基盤研究（A）（研究代表者：大桃敏行課題番号：26245075） 3 116-122 2017年2月
Cleaning as Part of TOKKATSU

Ryoko Tsuneyoshi, Kanako Kusanagi, Fumiko Takahashi

東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化センター研究紀要 2 138-149 2016年

講演・口頭発表等

How do Japanese public high schools respond to immigrant students? Challenges of diversity and educational equity in Tokyo

Misako Nukaga, Fumiko Takahashi, Tomoko Tokunaga, Akiko Miura, Ayumi Fukawa, Yunjeong Kim

Nissan Seminar, University of Oxford 2023年5月12日
外国にルーツを持つ生徒が持つ可能性をまなざす〜学校での実践を通して

髙橋史子

オンラインイベント『学校だけに丸投げしない、社会で一緒に取り組む外国ルーツの高校生支援』主催：認定NPO法人カタリバ、共催：東京大学教養学部附属教養教育高度化機構社会連携部門 2022年10月8日
43

日本型教育の海外展開により見えてくる日本型全人教育の可能性と課題

髙橋史子

京都大学大学院教育学研究科グローバル教育展開オフィス2022ウェビナーシリーズ第3回 2022年9月22日
移民生徒に対する教員のまなざし ―都立高校定時制X校における教員インタビュー―

髙橋史子

第74回日本教育社会学会大会 2022年9月10日
後期中等教育における移民生徒の教育機会と進路保障 ――都立高校調査にもとづく問題提起――

額賀美紗子, 布川あゆみ, 髙橋史子, 金侖貞, 徳永智子, 角田仁

日本教育学会第81回大会 2022年8月24日
生徒の出身国別にみた学習・学校生活―都立X高校定時制における生徒調査―

髙橋史子

異文化間教育学会第43回大会 2022年6月11日
移民・難民学生のキャリア形成 - 本研究の概要と成果共有

移民・難民学生のキャリア形成と共創する社会へ -ダイバーシティ&インクルージョンから見る日本の雇用システムの課題とアプローチ- 2022年5月22日
How Can We Support Teachers in Multicultural Situations to Promote Immigrant Students’ Educational Achievement: Survey on Teachers and Students at a Part-time High School in Tokyo

Takahashi, Fumiko

Stanford /UTokyo Partnership Program on International/ Cross-Cultural Education and Global Citizenship Vol.2. 2022年5月17日招待有り
Job-Hunting Among 2nd Generation Immigrants in Japan

Takahashi, Fumiko

TCJS Early-Career Scholar Forum 2021年2月26日招待有り
Acculturation of immigrant and refugee families in Japan from the perspective of their parental beliefs

World Education Research Association 2019 Focal Meeting 2019年8月7日
「見せない」実践:子どもの本名と通名についての移民家庭の子育て戦略

長江侑紀, 高橋史子

第40回異文化間教育学会 2019年6月9日
Immigrant Education in Japan: Current Problems, Initiatives, and Academic Implications

高橋史子

Joint Seminar of Stockholm University, University of Jyväskylä and The University of Tokyo on "Towards the Realization of Sustainable Feature 2019年2月21日招待有り
Diversity and Equality in Education: Educational Equality for Immigrant Children in Japan

高橋史子

日本教育学会第77回大会課題研究II Education and Politics in a Global Age. 2018年9月1日招待有り
Teachers' Role as Socializee in Multicultural Society: Case study of Tokyo, Japan

高橋史子

Joint Seminar of Stcokholm University, University of Jyväskylä and The University of Tokyo on "Education for Diversity" 2018年2月21日招待有り
シンガポールと台湾の非認知的教育活動―教科書分析からみる教育目的や位置づけ

高橋史子, 草彅佳奈子

第26回日本特別活動学会 2017年8月27日
日本、台湾、シンガポールの学校内掃除活動の比較分析―「社会情動」的側面の育成に関する意味付け

草彅佳奈子, 高橋史子, 譚君怡, 住野満稲子, 恒吉僚子

第53回日本比較教育学会大会 2017年6月25日
国際化モデルとしての日本モデルの可能性や課題

恒吉僚子, 高橋史子, 草彅佳奈子

シンポジウム「海外における「日本式」教育モデル―エジプトへの導入開始とフィンランド・シンガポールからの示唆―」 2016年12月10日
ナショナルアイデンティティ―とニューカマー児童・生徒のアイデンティティ―・文化―ニューカマー児童生徒を教える教員へのインタビュー調査―

高橋史子

第89回日本社会学会 2016年10月8日
ニューカマー児童・生徒のアイデンティティーと文化－教師へのインタビュー調査－

高橋史子

第68回日本教育社会学会大会 2016年9月17日
多文化共生とナショナリズム－－エスニックマイノリティ文化の維持に関する教師の意識調査－

高橋史子

関東社会学会第64回大会 2016年6月5日

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Works(作品等)

Japanese Whole Child Education: Writing for Life, Tokkatsu Series 3

Center for Advanced, School Education, Evidence-based Research, Graduate School of, Education, The University of Tokyo

2019年教材
Myoko Friend School: Linking Tokkatsu with Social Education, Tokkatsu Series 2

Center for Advanced, School Education, Evidence-based Research, Graduate School of, Education, The University of Tokyo

2017年教材
Japanese Whole Child Education: Learning from Cleaning and Lunch, Tokkatsu Series 1

Center for Excellence in, School Education, Graduate School of, Education, The University of Tokyo

2015年教材

担当経験のある科目(授業)

2022年4月 - 現在

東京大学×アクセンチュア私たちが今ほしい未来を提言（提言編）―同世代が、どのような野望・期待・懸念を社会に持っているか、調査しよう (東京大学教養学部)
2021年10月 - 現在

東京大学×アクセンチュア私たちが今ほしい未来を提言（調査編）―同世代が、どのような野望・期待・懸念を社会に持っているか、調査しよう (東京大学)
2020年4月 - 現在

ソーシャルビジネスをデザインする～課題発見と解決のアイディア創出へ (東京大学教養学部)
2020年4月 - 現在

20年先輩のリアルを知りにいくーきくこととつたえることのワークショップ (東京大学教養学部)
2020年 - 現在

Ethnicity, Nationalism and Education (東京大学大学院教育学研究科)
2019年 - 現在

教養学部生のためのキャリア教室 (東京大学)
2022年4月 - 2022年7月

フィールドワークとエスノグラフィー (フェリス女学院大学)
2021年

教育格差入門―みんなで議論して新書をつくる (東京大学教養学部)
2021年

Multicultural Japan: Global & Transnational Sociology (東京大学教養学部)
2019年 - 2020年

多文化社会と教育ー移民の子どもたちをめぐる現状と課題の理解ー (東京大学)
2020年

Comparative Study of Immigrant Education (東京大学)
教育社会学 (国際基督教大学)
教育の社会学 (日本大学芸術学部)
質的方法論研究 (慶応大学文学部社会学専攻)
教育社会学 (立教大学)
コンピュータ演習 (拓殖大学)

共同研究・競争的資金等の研究課題

文化的に適切な指導法とマジョリティの特権性に関する国際比較研究

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2022年4月 - 2027年3月

高橋史子
移民・難民の子どもを包摂する文化的に適切な教育と社会統合に関する国際比較研究

日本学術振興会科学研究費助成事業国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 2020年10月 - 2025年3月

額賀美紗子, 金侖貞, 徳永智子, 高橋史子, 布川あゆみ, 三浦綾希子
先端技術導入による公教育の構造変容とマイノリティの包摂可能性に関する総合的研究

日本学術振興会科学研究費助成事業挑戦的研究(萌芽) 2021年7月 - 2024年3月

斎藤里美, 木村元, 額賀美紗子, 堀本麻由子, 山名淳, 高橋史子
多文化社会における教員の役割・指導法に関する国際比較研究

日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究 2018年4月 - 2022年3月

高橋史子
東京大学サポート要員配置助成

2021年
多文化教育の日英比較ー教育におけるマジョリティの特権性に関する課題の提示ーー

公益財団法人カシオ科学振興財団研究協賛 2020年1月 - 2020年12月

高橋史子
多文化社会における教員のスキル・役割・態度の関する量的調査

公益財団法人松下幸之助記念志財団研究助成 2019年10月 - 2020年9月

高橋史子
子どもの貧困と学習の社会的成果に関する理論的実証的研究

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2017年4月 - 2020年3月

笹井宏益, 卯月由佳, 勝野正章, 植田みどり, 小原一仁, 長岡智寿子, 鶴田清司, 大竹智, 岩田美香, 北村友人, 志々田まなみ, 栗田克実, 帆足哲哉, 川本哲也, 高良麻子, 福間麻紀, 加藤かおり, 河野順子, 田島信元, 本多正人, 新藤こずえ, 手塚健郎, 高橋史子
東京大学女性教員スタートアップ研究費支援

2020年
東京大学サポート要員配置助成

2020年
日本型21世紀対応教育の国際モデル化に関する国際比較研究－多元的モデルの構築

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2015年4月 - 2019年3月

恒吉僚子, 秋田喜代美, 草なぎ佳奈子, 藤村宣之, 北村友人, 小玉重夫, 杉田洋, 伊藤秀樹, 高橋史子, 堀井秀之, ルイスキャサリン, リークリスチャン, ヒグビーキャサリン, 代玉
移民第二・三世代の文化・アイデンティティーと社会参加―多文化社会における多様性と平等の葛藤に関する一考察

日本経済研究センター日本経済研究センター研究奨励金 2018年4月 - 2019年3月

高橋史子
東京大学サポート要員配置助成

2019年
東京大学東京大学若手研究者の国際展開事業（短期）

2018年
ガバナンス改革と教育の質保証に関する理論的実証的研究

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2014年4月 - 2017年3月

大桃敏行, 秋田喜代美, 村上祐介, 勝野正章, 牧野篤, 藤村宣之, 本田由紀, 浅井幸子, 北村友人, 小玉重夫, 恒吉僚子, 小国喜弘, 李正連, 植阪友理, 市川伸一, 福留東土, 新藤浩伸, 齋藤兆史, 藤江康彦, 両角亜希子, 高橋史子, 星野崇宏, 伊藤秀樹, 山本清, 吉良直, 星野崇宏, 伊藤秀樹