MISC

2014年8月

試験研究炉における一次冷却水中へのトリチウム放出源に関する検討; JMTR, JRR-3M及びJRR-4運転データから評価したトリチウム放出率

JAEA-Technology 2014-025
  • 石塚 悦男
  • ,
  • 本橋 純
  • ,
  • 塙 善雄
  • ,
  • 米田 政夫
  • ,
  • 綿引 俊介
  • ,
  • Mukanova A.*
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  • Kenzhina I. E.*
  • ,
  • Chikhray Y.*

開始ページ
77
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2014-025

JMTRやJRR-3では、原子炉の運転に伴って一次冷却水中のトリチウム濃度が高くなることが明らかになっている。本報告書では、これらのトリチウム放出源を明らかにするため、JMTR, JRR-3M及びJRR-4の各運転サイクルにおけるトリチウム放出率を実測値から評価した。この結果、炉心構成材にベリリウムを使用していないJRR-4のトリチウム放出率は8Bq/Wd以下であり、運転に伴うトリチウム濃度の上昇は認められなかった。これに対して、炉心構成材にベリリウムを使用しているJMTR及びJRR-3Mでは、トリチウム放出率がそれぞれ約60$\sim$140及び約10$\sim$95Bq/Wdで運転に伴ってトリチウム濃度が上昇すること、ベリリウム製炉心構成材を新規製作品と交換するとトリチウム放出率が一時的に低下し、その後、運転サイクルとともに増加する傾向が見られた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2014-025
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5045962
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2014-025

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