DTL/SDTL空洞の搬送及び設置方法
ACFA 2nd Mini-workshop on HPPA (High Power Proton Accelerator)
- 開催年月日
- 2006年4月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- 朝鮮民主主義人民共和国
J-PARCリニアック部で利用されるDTL及びSDTL空洞は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)において組み立てが行われた。すべての加速空洞はJ-PARC建家に設置するためにKEKから原子力機構に搬送する必要があり、搬送にはエアサスペンション仕様の特別なトレーラを用いる。空洞搬送においてDTL/SDTL空洞の組み立て精度に影響がないことを確認するために、モデル空洞を用いて搬送前後のドリフトチューブの装着位置のずれの測定を行った。その結果、ドリフトチューブ位置のずれは0.02mm未満であり、空洞組み立て精度には影響しないことが判明した。この結果を踏まえ、同一条件での搬送ではドリフトチューブがずれないものと判断し、すべてのDTL/SDTL空洞の搬送を行った。搬送したDTL/SDTL空洞は、J-PARC加速器トンネル内に設置される。設置手順として、まずアンカープレート,架台の設置が行われた後、おもにアライメントテレスコープを用い、空洞の中心軸をテレスコープの軸に一致させるよう空洞のアライメントが行われる。本ワークショップでは、DTL/SDTL空洞の搬送及び空洞設置方法の詳細について発表を行う。