2008年 - 2010年
認知症感動療法
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
認知症の患者に1週間に1回、1回1~1.5時間の感動療法を、退職した高校教師が行った。戦争体験、小説、新聞などあらゆるメディアを用いて話題を提供する。患者からの反応を確かめ、教師から一方的にならないよう、テーマ性を重んじて行う。それまで無反応な患者でもだれかの話につられて真理を突く反応を示したりする。劇場型の感動を覚える工夫を行う。患者は当時を思い出し、自分に重ね、また、他の患者に同調し、涙を流して感動する。この調査で認知機能(MMSE)の有意な上昇をみた。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 20592686
- 体系的課題番号 : JP20592686