共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

外食産業向け青果物流通システムの機能高度化と再編に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18K05851
配分額
(総額)
3,510,000円
(直接経費)
2,700,000円
(間接経費)
810,000円

平成30年度は、卸売市場の外食産業向け流通に関して実態調査を実施したほか、研究分担者のそれぞれの役割に基づいた実態調査、文献整理、資料整理等を行った。卸売市場に関する調査では、東北地方でも最大規模の仲卸を対象に、業務用需要者に対する販売の動向と、そこでの受発注や販売管理の方法、安定供給を実現するための方策について情報を収集した。また、卸売会社に対しても調査をおこない、外食産業向け流通において求められる品質や価格の安定性を実現することを難しくしている要因について分析を進めた。
以上の調査の結果、仲卸業者における外食産業向けの野菜供給においては、全国規模でチェーン展開する外食産業よりも、ホテル等の中規模以下の需要者への供給が中心であることが明らかとなった。
また、市場外の青果物卸売会社については、有価証券報告書等の資料を利用し、事業の動向に関する基礎的な情報の収集をおこなった。
さらに、流通システムの起点となる青果物産地において、外食産業向け流通に対応するためのイノベーションを進展させるための方策として、生産者組織による技術対応のあり方に関する分析をおこなった。このようなイノベーションを促進するための仕組みについて、「産地イノベーション・システム」という概念を設定し、それに参画する生産者や農協、試験研究機関等の役割について考察をおこなった。
この研究成果については、学会での口頭発表をおこなうとともに、書籍として取りまとめ刊行する準備を進めている。

ID情報
  • 課題番号 : 18K05851