2010年2月
反応度事故時の高燃焼度燃料からのFPガス放出位置の同定
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 47
- 号
- 2
- 開始ページ
- 202
- 終了ページ
- 210
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnst.47.202
高燃焼度燃料を対象として、反応度事故(RIA)模擬したパルス照射実験をNSRRにおいて実施した。パルス照射後のパンクチャー試験より、FPガス組成((Xe/Kr)比)を測定した。XeとKrの生成割合がペレット径方向位置に応じて異なることから主たるガス放出の位置を推定した。高燃焼度PWR燃料では、ペレット径方向の全領域からFPガス放出が生じていることを示した。一方、高燃焼度BWR燃料では、ペレット中心、又は、中間領域から放出されたことを示した。計算コードによるパルス照射時のペレット熱応力分布の解析結果も、測定結果を支持するものであった。これらよりRIA時のFPガス放出について、ペレット外周部に存在するリム部からの選択的な放出がなかったことを示した。
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- ID情報
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- DOI : 10.3327/jnst.47.202
- ISSN : 0022-3131