MISC

2018年8月

J-PARCリニアック加速空洞用冷却水設備の現状2018

Proceedings of 15th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 菅沼 和明
  • ,
  • 廣木 文雄
  • ,
  • 伊藤 崇
  • ,
  • 山崎 良雄

開始ページ
309
終了ページ
311
記述言語
日本語
掲載種別

本件は、2017年夏に完全解決した冷却水設備における流量低下問題の改善報告である。J-PARCリニアックの前段空洞であるDTL及びSDTL用の循環冷却水の流量が、1週間かけて3\%程度低下する現象が長年続いていた。この冷却水の流量低下によって、空洞に取り付けた流量計の低流量接点を動作させ、加速器の運転のみならずJ-PARC全体の運転を停止させていた。この流量低下の現象は発現から約9年が経過しており、抜本的な対策が望まれていた。本発表では、流量低下の解決の糸口となった着目点を整理し述べる。2017年夏にポンプの仕様変更を決断し、ポンプの入れ替えを行い冷却水流量の低下は皆無となった。J-PARC加速器のみならず、J-PARC全体の安定運転に絶大な貢献を果たした。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5063329

エクスポート
BibTeX RIS