2012年4月 - 2015年3月
日照時間の経年変化が海藻群落へ及ぼす影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、日照時間の経年的な変動が海藻群落へ及ぼす影響を検討した。(1)日照の海中照度への影響に関しては、①日本沿岸の日照時間の変化を解析し、日本海沿岸や伊豆諸島海域での減少が大きかった。また日本沿岸で日射量の増大が見られた。(2)三宅島におけるテングサ群落の鉛直的な分布を調べ、水深20mで最も高い密度がみられた。テングサの漁獲量の低下は、日照時間の長期的な変化に対応せず、日射量の経年的な増加と対応が見られた。日射量の増加がテングサ群落の上限水深を深化させている可能性が指摘された。
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- 課題番号 : 24580261
- 体系的課題番号 : JP24580261