講演・口頭発表等

国際会議
2015年9月

原子力機構における階層型分離変換システムの研究開発

21st International Conference \& Exhibition; Nuclear Fuel Cycle for a Low-Carbon Future (GLOBAL 2015)
  • 辻本 和文
  • ,
  • 佐々 敏信
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  • 前川 藤夫
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  • 松村 達郎
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  • 林 博和
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  • 倉田 正輝
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  • 森田 泰治
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  • 大井川 宏之

記述言語
英語
会議種別

原子力エネルギーを持続的に利用していくための最も重要な課題の一つは高レベル放射性廃棄物(HLW)の取扱である。分離変換技術は、HLWの潜在的有害度やHLWの地層処分に関する管理負担を低減有効であると考えられ、原子力機構ではHLW中の長寿命核種の核変換システムの一つとして加速器駆動核変換システム(ADS)を用いた階層型分離変換システムの各構成要素に対する研究開発を行ってきている。原子力機構が提案しているADSは、熱出力800MWの液体鉛ビスマス冷却システムであり、燃料にはマイナーアクチノイドを主成分とした窒化物燃料を想定している。ADS及び関連する燃料サイクル技術(MA分離、ADS用窒化物燃料の製造及び再処理)の実現には多くの解決すべき技術課題があり、これらの技術開発課題に関して、原子力機構では様々な研究開発を実施している。本発表では、原子力機構における研究開発の現状及び将来計画について報告する。