論文

2003年3月

カタリの会話、ハナシの会話─覚書

人文科学論集(名古屋経済大学人文科学研究会)
  • 高木 史人

71
開始ページ
88
終了ページ
100
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)

ハナシの技術とカタリの技術とでは会話の表現に差異があることを、昔話の語り手と話し手との事例から分析した。「語り手」の場合は、一定の語り口によって、ストーリーのなかに登場する人物の会話を3人称的に叙述し、会話に接続してには「といったげな」のように会話を客体視するが、話し手の場合は、自分自身が会話主になりきっていて、「といったげな」の部分がつかない場合があると分析した。

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