授業・研究日誌

授業・研究日誌 (国語科教育/〈口承〉研究を中心に)

インフォメーション 第47回 日本口承文芸学会大会シンポジウム資料 期間限定公開

2023年6月4日午後に学習院大学で行なわれるシンポジウム「話型論の展望」前後の期間、6月11日まで本欄に関連する論文及び資料、

(公開終了6月11日21時37分)

を公開します。6月11日には上記pdf公開を終了します(下記注は残します)。

※1「話型の認識」は1998年、「悦ばしき話型」は2000年という古い仕事であり、また、1998年は4月に病にかかり半年休職したときなので、資料が荒い。たとえば、「話型の認識」の36ページ下段16行目のベアリング・グールドについては、これがどのような人物なのか調べが足りず、ベアリング(名)・グールド(姓)という人物だと思い込んでいた。そのために37ページ下段16行目には「グールド」と記してしまった。しかし、柳田國男「昔話覚書」(『昔話研究』12,1936.4,三元社刊)p.5上段5行目に「英国でも私たちに馴染の深い Rev.Baring-Gouldといふ老僧は」という ように「Reverend(牧師)」の略号を冠して紹介されている。彼の姓名は「Sabine(名) Baring-Gould(姓)」であった (1834 - 1924)。したがってここは「ベアリング-グールド」と記すべきだった。今回気づいた誤りの一つである。この他にも誤りがあろう。大方のご教示を乞う次第である。

※2 20230605 学会皆様のご協力で無事に終わりました。ありがとうございました。私の大反省点は、シンポジウムの全体の進行をお願いした方が辞退されたのを思いとどまるように説得しなかったことです。全体の進行役の一番大きな仕事は時間を守らせることです。どんなに白熱している議論でも、時間が来たら全体の進行役が「速やかに終わらせてください」と申し渡すのが一番大きな仕事です。シンポジウムは司会が熱くなってしまい、司会はできたかも知らないが全体の進行役を放棄していました。一人二役はこの司会には無理だった(無能)ということです。大反省です。

※3 20230605記 大会とは関係ないことですが、情報をいただきましたので、当該注を削除いたします。ご協力ありがとうございました。 

 

 

 

0

『コトノハ』を創刊しました。

子ども向けの〈昔(昔語り・昔話し等)〉入門書を執筆していたのですが、その序章に宛てた部分、ものごとを調べるとはどのようなことか、を説くために「やばい」という言葉に着目してあれこれとひねくり回していた部分を、じぶんじしんで意識化するために、「論文」というスタイルにして、一旦、公表することにしました。子ども向けの文章を書くのは至難の業だと思い知らされている次第。論文を書く方が(悪文だけれども速筆で済み、)楽だわと思いました。

『コトノハ』は授業で接している学生には紙媒体で配布しましたが、それ以外の方はリサーチマップからのダウンロードというスタイルにしました。まもなくISSN番号も取得しようかと思います。こういう研究個人雑誌があってもいいのではないかというひとつの試みです。

0