原子力機構の災害ロボットによる福島第一原子力発電所事故への対応; 概要と教訓
17th International Symposium on Artificial Life and Robotics (AROB 2012)
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- 開催年月日
- 2012年1月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- 日本
日本原子力研究開発機構(JAEA)は2001年に発生したJCO臨界事故の後、原子力災害対応ロボットを開発した。ただし残念ながらそれらは2011年3月11日の巨大地震と津波で発生した福島第一原発事故の直後においては、これらの原子力災害対応ロボットは動作しない状態であった。その後JAEAでは事故対応の進展に応じて前述の原子力災害対応ロボットを改造し、またロボットコントロール車を整備してきた。そしてJAEAはロボットとロボットコントロール車を東京電力に提供し、プラントの復旧に協力してきた。本報告では、福島第一原発事故へのJAEAロボット等の緊急対応の概要及びそこから学んだ教訓を説明する。