2021年4月 - 2024年3月
家族のlifeを支援する訪問看護師の実践力強化モデルの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、「家族のlife(生命・生活・人生)」を支援する訪問看護師の家族支援における実践力強化モデルの開発である。
2021年度(本研究1年目)は、実践力強化モデル(案)作成のための構成内容の抽出を目指して、5年以上の訪問看護の経験を持つ熟練訪問看護師を対象として、フォーカス・グループ・インタビューを実施する予定であった。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の状況下で複数の訪問看護師が一堂に会するインタビューの実施が困難となったため、計画を変更し個別のインタビュー調査に切り替えて実施した。
インタビューでは、研究目的である「家族のlife」という観点において、特に、訪問看護師が人生という観点にも着眼しつつ家族支援を展開していることが予測される終末期の在宅療養者とその家族の支援に焦点化し、印象に残っている事例を想起してもらい、家族支援についての語りを得た。
現在収集したデータを分析中である。分析方法としては、療養者・主介護者・その他の家族成員や在宅ケアの関係職種との相互作用を通して実践される訪問看護師の支援内容を抽出するために、M-GTAを用いている。分析テーマは「在宅看取りの体制を整えていく家族への訪問看護師の支援プロセス」とし、家族が在宅療養者の在宅での看取りに取り組み始める時点から、在宅療養者を看取った時点までのプロセスにおける訪問看護師の支援内容の概念化を試みている。
この結果は、2022年11月開催の第12回日本在宅看護学会学術集会にて発表予定である。
2021年度(本研究1年目)は、実践力強化モデル(案)作成のための構成内容の抽出を目指して、5年以上の訪問看護の経験を持つ熟練訪問看護師を対象として、フォーカス・グループ・インタビューを実施する予定であった。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の状況下で複数の訪問看護師が一堂に会するインタビューの実施が困難となったため、計画を変更し個別のインタビュー調査に切り替えて実施した。
インタビューでは、研究目的である「家族のlife」という観点において、特に、訪問看護師が人生という観点にも着眼しつつ家族支援を展開していることが予測される終末期の在宅療養者とその家族の支援に焦点化し、印象に残っている事例を想起してもらい、家族支援についての語りを得た。
現在収集したデータを分析中である。分析方法としては、療養者・主介護者・その他の家族成員や在宅ケアの関係職種との相互作用を通して実践される訪問看護師の支援内容を抽出するために、M-GTAを用いている。分析テーマは「在宅看取りの体制を整えていく家族への訪問看護師の支援プロセス」とし、家族が在宅療養者の在宅での看取りに取り組み始める時点から、在宅療養者を看取った時点までのプロセスにおける訪問看護師の支援内容の概念化を試みている。
この結果は、2022年11月開催の第12回日本在宅看護学会学術集会にて発表予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K10826
- 体系的課題番号 : JP21K10826