2013年3月
子どもの学力形成をめざした自然体験学習のワークシートの作成-中学校理科の単元「植物のくらしとなかま」を中心として-
日本教科教育学会誌
- ,
- ,
- 巻
- 35
- 号
- 4
- 開始ページ
- 41
- 終了ページ
- 50
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本教科教育学会
自然事象についての理解や科学的思考力を促すことをねらいとした自然体験学習のワークシートを作成した。そして,中学校1年生を対象に,特に水生植物の内容のワークシートを用いて授業を行った。授業前後の調査から,次のことがわかった。(1)多くの生徒は,水生植物が水中や水辺で生活するのに適した体のつくりと働きを持っていることや,生徒の住む地域には希少な水生植物が多数生息していることを理解した。(2)多くの生徒は,植物を分類する際の着眼点を数多く挙げるようになり,比較分類する能力を伸ばした。(3)多くの生徒は,浮葉植物の葉の表側に気孔が発達していることと水生植物の生活環境との関係について理解した。ワークシートを用いた授業は,上記のねらいを達成する上で有効であることがわかった。そして,このことに観察と表現を重視したワークシートの特徴がかかわっていると考えられた。
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009844867
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00247430
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/024471989
- ID情報
-
- ISSN : 0288-0334
- CiNii Articles ID : 110009844867
- CiNii Books ID : AN00247430