MISC

2013年8月

脳梗塞後の修復メカニズムと細胞治療 脳修復過程における内在性神経前駆細胞の移動

脳循環代謝
  • 藤掛 数馬
  • ,
  • 匹田 貴夫
  • ,
  • 祖父江 和哉
  • ,
  • 澤本 和延

24
Suppl.
開始ページ
102
終了ページ
106
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本脳循環代謝学会

脳梗塞の治療は最新の研究成果をもとに治療基準が更新され、急性期死亡率の改善が認められている。しかし脳梗塞後遺症や脳血管性痴呆患者の介護は大きな社会問題となっており、ダメージを受けた脳組織そのものを再生させる再生医療が期待されている。現在筆者らは、ゼブラフィッシュ・マウス・コモンマーモセットの様々な病態モデルを用いて、脳に内在する神経幹細胞によって脳細胞が再生される過程をイメージングし、その分子・細胞機構を解明するとともに、再生を促進する技術を開発するための実験を進めている。これらの異なる動物種を用いて再生能力を比較しながら研究することにより、ヒトの神経が再生しにくい理由や、再生効率を高める方法のヒントが得られると考えている。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0915-9401
  • eISSN : 2188-7519
  • 医中誌Web ID : 2014084430

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