2008年10月
エネルギー統計・経済統計の統合とそれを用いた世界全域における化石燃料起源のエネルギー消費量と二酸化炭素排出量の推計に関する研究
環境システム研究論文集
- ,
- 巻
- 36
- 号
- 開始ページ
- 37
- 終了ページ
- 48
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/proer.36.37
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
本研究は各種統計値に合致する貨幣・物質勘定表を推計, 調整する構築手法を提案し, それを適用し化石燃料由来のエネルギー消費量, CO2排出量を推計する. 推計には様々な経済統計, エネルギー統計を統合的に用いた. 本研究の推計値と既存の統計値を比較すると, 世界全体の化石燃料エネルギー消費量, あるいはエネルギー消費量の大きな国の国内エネルギー消費量は近い値を示した. 一方, 一部の特定の国では既存の統計値と本研究の値は大きく異なる値を示した. 既存の統計値からエネルギー消費量が修正された主たる要因は, 本研究において複数のエネルギー統計を用いたこと, 経済情報によるエネルギーフローの補完・修正を行ったことであった. また, エネルギー財の価格を既存の統計と比較すると世界の平均から異常に離れているような価格が修正された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/proer.36.37
- ISSN : 1345-9597
- J-Global ID : 200902233704623395
- CiNii Articles ID : 130003775376