2021年3月
伊藤和夫の「受験英語」教育における英文解釈法の特徴とその変遷 ―「構文主義」の歩みを辿る―
英語教育の歴史に学び・現状を問い・未来を拓く―江利川春雄教授退職記念論集―
- 開始ページ
- 97
- 終了ページ
- 110
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 論文集(書籍)内論文
- 出版者・発行元
- 江利川春雄教授退職記念論集 編集委員会
本稿では、「受験英語の神様」と呼ばれ、戦後日本の英語教育に大きな影響を与えた駿台予備学校英語講師、伊藤和夫による英文解釈法、「構文主義」の特徴と発展を検討した。「構文主義」は時期によってその特徴を大きく変えており、英文解釈法に関する伊藤の主な著作には『新英文解釈体系』(1964年)、『英文解釈教室』(1977年)、『ビジュアル英文解釈』(1987,1988年)の3冊がある。本稿では、これらの著作の間で、伊藤の「構文主義」がどのように変化を遂げたのかを明らかにした。
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