2016年4月 - 2019年3月
口腔悪性腫瘍の微小環境における癌関連線維芽細胞(CAF)と細胞外基質の役割
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
頸部郭清術を行った口腔扁平上皮癌(OSCC)を対象として、ECM改変に関与するLOX, MT1-MMP, S100A8, TIMP-1の原発部やリンパ節での局在を免疫組織化学的に観察した。
原発部では、TIMP-1の実質細胞及び間質細胞での発現、LOX, MT1-MMPの実質細胞での発現がリンパ節転移と相関しており、リンパ節転移の予測に有用である。また、リンパ節では転移例でmarginal sinus histiocytosisが高頻度に形成され、ここに、LOX、MT1-MMP陽性マクロファージが有意に増加していた。これらの細胞はSCC細胞の定着しやすい微小環境を構築していることを示唆している。
原発部では、TIMP-1の実質細胞及び間質細胞での発現、LOX, MT1-MMPの実質細胞での発現がリンパ節転移と相関しており、リンパ節転移の予測に有用である。また、リンパ節では転移例でmarginal sinus histiocytosisが高頻度に形成され、ここに、LOX、MT1-MMP陽性マクロファージが有意に増加していた。これらの細胞はSCC細胞の定着しやすい微小環境を構築していることを示唆している。
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- 課題番号 : 16K11449
- 体系的課題番号 : JP16K11449
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論文
1-
Oral Diseases 26(7) 1424-1431 2020年10月 査読有り筆頭著者責任著者