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2014年

地域の番水に見る水路のネットワーク機能とその継承性:-岡山県沖新田の番水システムを題材として-

農村計画学会誌
  • 樽屋 啓之
  • ,
  • 藤山 宗
  • ,
  • 中田 達
  • ,
  • 廣瀬 裕一

33
1
開始ページ
29
終了ページ
32
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2750/arp.33.29
出版者・発行元
農村計画学会

今でも国内に多数見られる農村地域の番水システムの慣行は,地域の歴史や自然・社会条件の中で,関係者の合意を経て,形成されてきたものである。しかし,地域によっては,血で血を洗う過酷な水争いを経た苦渋の選択の場合もあったであろう。わたしたちは,水利システムの更新という目下の目的に対しては,この10年間,性能設計を基本方針として,水路システムの機能と性能を規定する方法を研究してきた。また,東日本大震災をきっかけに,農業土木の存在意義に立ち返り,いま改めて現場に学ぶことの大切さを再認識しているところである。本稿は,農業水利システムの持つネットワーク機能に着目して,番水システムが継承されてきたことの意味を分析する。そして,その延長線上で,本特集のテーマのひとつである「スマートな農村」や「スマートな農業」に対して,番水システムの機能とその継承性が示唆する問題を考察する。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2750/arp.33.29
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005086414
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00386889
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025622252
URL
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010872944 本文へのリンクあり
ID情報
  • DOI : 10.2750/arp.33.29
  • ISSN : 0912-9731
  • CiNii Articles ID : 130005086414
  • CiNii Books ID : AN00386889

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