共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2024年3月

心的状態帰属の潜在的・顕在的プロセスと発達モデルの構築

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

課題番号
20K14155
体系的課題番号
JP20K14155
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

本研究の目的は,人が様々な対象に心を感じるようになる発達プロセスを明らかにすることである。
2020年度は,新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,成人および子どもを対象とする研究を開始することができなかった。また,都道府県をまたいだ移動が制限されたため,国内の連携協力機関を訪問することができず,実験プログラムの作成も行うことができなかった。そのため,本研究の着想のきっかけとなった英国ユニヴァーシティカレッジロンドンのDr. Antonia Hamiltonのグループと共同で行った研究であるヴァーチャルリアリティ空間に存在するアヴァターの心の読み取りに関する研究論文を,共同第一著者として発表した (Ye, Furumi, da Silva, & Hamilton, 2020)。
この研究では,成人期の参加者を対象としてヴァーチャルリアリティ機器を用いて,ヴァーチャルリアリティ空間を作成し,そこに存在する人型で自然に動くアヴァターや機械的に動くロボットに対して,参加者がどれくらい正確に心を読み取るかを調べた研究であった。その際に,サブデータとして収集していたヴァーチャルリアリティ空間内の人やロボットに対して,どれくらい動きが正確であると感じるか,どれくらい相手に心を感じるか,どれくらい相手の心を読みたいと思ったか,どれくらい相手に親しみを感じるか,どれくらい相手をリアルに感じたかという質問紙の結果の分析を行った。その結果をもとに,本研究の実験計画を修正する予定である。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K14155
ID情報
  • 課題番号 : 20K14155
  • 体系的課題番号 : JP20K14155

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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メディア報道

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