2020年4月 - 2024年3月
心的状態帰属の潜在的・顕在的プロセスと発達モデルの構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究の目的は,人が様々な対象に心を感じるようになる発達プロセスを明らかにすることである。
2020年度は,新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,成人および子どもを対象とする研究を開始することができなかった。また,都道府県をまたいだ移動が制限されたため,国内の連携協力機関を訪問することができず,実験プログラムの作成も行うことができなかった。そのため,本研究の着想のきっかけとなった英国ユニヴァーシティカレッジロンドンのDr. Antonia Hamiltonのグループと共同で行った研究であるヴァーチャルリアリティ空間に存在するアヴァターの心の読み取りに関する研究論文を,共同第一著者として発表した (Ye, Furumi, da Silva, & Hamilton, 2020)。
この研究では,成人期の参加者を対象としてヴァーチャルリアリティ機器を用いて,ヴァーチャルリアリティ空間を作成し,そこに存在する人型で自然に動くアヴァターや機械的に動くロボットに対して,参加者がどれくらい正確に心を読み取るかを調べた研究であった。その際に,サブデータとして収集していたヴァーチャルリアリティ空間内の人やロボットに対して,どれくらい動きが正確であると感じるか,どれくらい相手に心を感じるか,どれくらい相手の心を読みたいと思ったか,どれくらい相手に親しみを感じるか,どれくらい相手をリアルに感じたかという質問紙の結果の分析を行った。その結果をもとに,本研究の実験計画を修正する予定である。
2020年度は,新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,成人および子どもを対象とする研究を開始することができなかった。また,都道府県をまたいだ移動が制限されたため,国内の連携協力機関を訪問することができず,実験プログラムの作成も行うことができなかった。そのため,本研究の着想のきっかけとなった英国ユニヴァーシティカレッジロンドンのDr. Antonia Hamiltonのグループと共同で行った研究であるヴァーチャルリアリティ空間に存在するアヴァターの心の読み取りに関する研究論文を,共同第一著者として発表した (Ye, Furumi, da Silva, & Hamilton, 2020)。
この研究では,成人期の参加者を対象としてヴァーチャルリアリティ機器を用いて,ヴァーチャルリアリティ空間を作成し,そこに存在する人型で自然に動くアヴァターや機械的に動くロボットに対して,参加者がどれくらい正確に心を読み取るかを調べた研究であった。その際に,サブデータとして収集していたヴァーチャルリアリティ空間内の人やロボットに対して,どれくらい動きが正確であると感じるか,どれくらい相手に心を感じるか,どれくらい相手の心を読みたいと思ったか,どれくらい相手に親しみを感じるか,どれくらい相手をリアルに感じたかという質問紙の結果の分析を行った。その結果をもとに,本研究の実験計画を修正する予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K14155
- 体系的課題番号 : JP20K14155
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1講演・口頭発表等
4-
日本心理学会第87回大会 2023年9月17日
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日本発達神経科学会第11回学術集会 2022年11月27日
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日本認知科学会第39回大会 2022年9月8日
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日本赤ちゃん学会第22回学術集会 2022年7月2日
メディア報道
2-
日本経済新聞 2023年5月 インターネットメディア
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PRTIMES 2023年5月 インターネットメディア