2014年
中学校・高等学校理科における動的モデル教材の開発の試み
日本科学教育学会研究会研究報告
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- 巻
- 28
- 号
- 8
- 開始ページ
- 15
- 終了ページ
- 20
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14935/jsser.28.8_15
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本科学教育学会
本研究は 5 年間に及ぶ中学校及び高等学校における学校教育現場の ICT 活用実態調査及び理科の一斉授業で用いることを前提とした動的モデルの開発と授業実践の試みについて報告する.動的モデルは知覚できない現象を CG やアニメーションを用いて映像化したデジタル教材として定義する.研究より以下のことが示唆された.1)ICT を活用している現職教員は動的モデルの有用性を感じており,開発の必要性がある.2)空間的連続性・時間的連続性・系統的連続性を保持した動的モデルのデジタル教材は学習者に科学的概念のイメージ形成を促進させる効果を期待できる.3)動的モデルを繰り返し提示することで,科学的概念を符号化し科学的思考や表現を用いた活動を促進する.今後の課題として,形成されたイメージによる学習者の認知過程への影響をより詳細に調査する必要がある.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14935/jsser.28.8_15
- CiNii Articles ID : 130006660123