2020年11月
不穏な言葉の跳躍力――武田砂鉄著『わかりやすさの罪』書評
『群像』
- 巻
- 75
- 号
- 12
- 開始ページ
- 612
- 終了ページ
- 613
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 書評論文,書評,文献紹介等
- 出版者・発行元
- 講談社
武田砂鉄著『わかりやすさの罪』(朝日新聞出版、2020年)が、言説空間の現状を批判し、〈わからない〉ことが〈わかりはじめる〉ことのはじまりである次第を具体的に跡づけることを通して、不穏な言葉の跳躍力への信頼と、「混在」と「齟齬」と「偶然」を歓待する空間への希望を語っている次第について論じている。
- リンク情報
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- 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 思想史的研究に基づく「道徳的運」論の再構築