基本情報

所属
慶應義塾大学 理工学部 化学科 教授
学位
博士(工学)(京都大学)

J-GLOBAL ID
201101028876334524

外部リンク

代表的な金属タンパク質であるヘモグロビンを大腸菌に発現させると、ヘモグロビンはヘム(鉄―ポルフィリン錯体)を結合して、大腸菌は真っ赤に染まります。DNAにヘムがコードされているわけではないのに、なぜヘモグロビンはヘムを結合できるのだろう?真っ赤な大腸菌を眺めながら、そんな疑問を学生時代に感じて以来、金属タンパク質がどのようにして金属イオンを捉えるのかという非常にシンプルな現象の理解に挑んでいます。現在はSOD1という銅イオンと亜鉛イオンを結合する無色透明な金属タンパク質に焦点を当てて研究を進めています。ヘモグロビンのようにカラフルではありませんが、色がないということもあって、銅・亜鉛イオンの生体内動態を捉えるのはかなり困難です。しかし、SOD1への金属イオン供給が異常になると、神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症させうることも分かってきました。生体内でタンパク質がどのように金属イオンを見分けて捉えているのか、それは単なる基礎科学的な興味を満たすだけでなく、難病の治療法開発にも繋がりうる非常に重要な研究課題です。

論文

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