共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2017年3月

扁桃体中心核におけるシナプス可塑性の可視化とその生理的意義

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
25430015
体系的課題番号
JP25430015
配分額
(総額)
5,330,000円
(直接経費)
4,100,000円
(間接経費)
1,230,000円

痛みなどの無条件刺激と条件刺激との連合学習には、扁桃体基底外側核が連合の座とされてきた。一方、侵害受容信号は橋の腕傍核(lPB)から扁桃体外包中心核(CeC)に直接入力する。すなわち、CeCはlPBからの直接経路と、高次処理された間接経路との連合の座と捉えられる。我々は、直接経路・間接経路が情動学習依存的にシナプス増強を示すことを見出した。また、lPBの抑制は恐怖記憶の形成を顕著に減弱させた。さらに、lPBにチャネルロドプシンを発現させ投射先であるCeCを光刺激すると、人工的な恐怖記憶を作ることに成功した。以上の結果から、直接経路は忌避信号として機能することが示唆された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25430015/25430015seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25430015
ID情報
  • 課題番号 : 25430015
  • 体系的課題番号 : JP25430015