受賞

2017年6月

Visual Computing / グラフィクスとCAD 合同シンポジウム 2017 優秀研究発表賞

画像電子学会
  • 成田 史弥
  • ,
  • 齋藤 隼介
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  • 福里 司
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  • 森島 繁生

タイトル
可展面制約を考慮したテンプレートベース衣服モデリング
受賞区分
国内学会・会議・シンポジウム等の賞
受賞国・地域
日本

本稿では,衣服のモデリングにおける労力削減を目的とし,テンプレートとなる1つの衣服モデルから,任意のキャラクタの体型に適合した衣服モデルと型紙を生成する手法を提案する. 生成される衣服の概形を確認しながらソースの身体とターゲット身体の対応関係をインタラクティブに修正できるインターフェースの導入により,身体のモデルの頂点数や頂点間の接続情報に依存しない衣服転写を実現する. また,ソースの衣服の形状を反映する最適化処理を行った後に可展面近似を行うことで,ソースの衣服のデザインから形状が大きく離れることを防ぎ,もっともらしい衣服モデルを生成することを実現する. 提案手法は生成した衣服モデルの型紙を出力することが可能なため,例えば人間とペットのペアルックの衣服制作など,現実世界におけるものづくり支援への応用が期待される.