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2020年4月

【フレイルの社会的側面について】フレイルの社会的側面への介入 ハイリスク高齢者のためのプログラム開発の重要性

老年社会科学
  • 藺牟田 洋美

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1
開始ページ
56
終了ページ
61
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本老年社会科学会

フレイルの社会的側面に対する介入の意義について最初に述べた。閉じこもりや社会的孤立は組み合わさることで、その後の死亡のリスクが非常に大きくなること、大規模コホート研究からの知見によれば、社会的フレイルは2年後のフレイルやサルコペニアの重要なリスクファクターであることを確認した。続いて、介入研究の現状についてふれた。自立高齢者がフレイルにならないために、運動だけのプログラム、運動や栄養を組み合わせた包括的介入プログラム計3つを紹介した。これらは、間接的にフレイルの社会的側面にポジティブな効果をもたらしていた。さらには、その効果は最近発表されたレビュー論文の評価法に当てはめたところ、優れたプログラムであることが推測された。一方、ハイリスク高齢者への介入プログラム開発は喫緊の課題である。高齢者の可逆性という点からもフレイルにしない、フレイルになっても回復できる双方向のプログラムの開発が待たれる。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002277801334348
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2020&ichushi_jid=J03917&link_issn=&doc_id=20200525140006&doc_link_id=%2Fdk2geron%2F2020%2F004201%2F008%2F0056-0061%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fdk2geron%2F2020%2F004201%2F008%2F0056-0061%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0388-2446
  • 医中誌Web ID : 2020264911
  • J-Global ID : 202002277801334348

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