論文

査読有り
2018年10月

早期炉心退避時のナトリウム冷却高速炉の炉外燃料貯蔵槽のレベル1PRA

Proceedings of 12th International Topical Meeting on Nuclear Reactor Thermal-Hydraulics, Operation and Safety (NUTHOS-12) (USB Flash Drive)
  • 山野 秀将
  • ,
  • 栗坂 健一
  • ,
  • 西野 裕之
  • ,
  • 岡野 靖
  • ,
  • 鳴戸 健一*

開始ページ
15
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

日本におけるナトリウム冷却高速炉では、使用済み燃料は炉心から炉外燃料貯蔵槽(EVST)に移送される。本論文では、日本の次期ナトリウム冷却高速炉システムのEVSTのPRAを実施することによって燃料破損に至る支配的な事故シーケンスの同定を記述する。EVSTの安全設計の考え方は、ナトリウム液位が下がって長期的には炉心頂部が露出されるような厳しい状況を想定しても全燃料集合体を交換できるようにすることとしており、EVSTへ早期に燃料を移行できる。本研究では崩壊熱の減衰に沿って成功基準の緩和を取り入れた。設計情報に基づき、本研究では起因事象の同定、イベントツリー解析、フォルトツリー解析、人間信頼性解析、事故シーケンスの定量化を行った。この論文では、燃料損傷頻度は10$^{-5}$/年程度と評価された。支配的なシーケンスは、1系統の除熱運転系統の喪失を起因事象として、待機している3系統の運転への運転員による切替失敗及び静的機器破損であった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5062590

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