講演・口頭発表等

2004年10月

第一次世界大戦における各国通信社の情報戦争 ─メディア史研究の試みとして─

日本独文学会 2004年度秋期研究発表会
  • 前原 真吾

19世紀中盤に成立し、政府の資本参加によって独占企業化した通信三社(フランスのアヴァス、ドイツのヴォルフ、イギリスのロイター通信社)の発展史を振り返ると同時に、第一次大戦時に各社が行なった戦時情報操作の状況を検討した。また当時の通信社が有していた社会・政治・経済的な影響力の大きさを確認し、その役割と存在意義を歴史的に問い直すことを提案した。