MISC

2013年2月

実用高温ガス炉システムにおける被覆燃料粒子の健全性評価

JAEA-Technology 2012-044
  • 相原 純
  • ,
  • 植田 祥平
  • ,
  • 大橋 弘史
  • ,
  • 橘 幸男

開始ページ
9
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2012-044

原子力機構は電気出力300MW程度である実用高温ガス炉システムであるGas Turbine High Temperature Reactor 300(GTHTR300)の設計を行っていた。GTHTR300の設計においては、安全機能の簡素化等により経済性の点で有利なプラントとすることを目指していた。GTHTR300の燃料粒子の健全性については既に解析的評価が行われているが、その後、公称7\%FIMAまでのHTTR用の被覆燃料粒子の先行照射試験により、燃料粒子の破損原因の1つである内圧破損については新たな知見が加わった。そこで、既に発表した方法により、この先行照射試験結果よりGTHTR300の被覆燃料粒子の内圧破損率を外挿評価した。その評価結果、及び、過去に行われた他の原因による被覆燃料粒子の破損についての解析結果を考慮すると、初期破損率がHTTR初装荷燃料と同様である場合、GTHTR300の燃料交換時における炉心体積平均の被覆燃料粒子の破損率は事故時の一般公衆の被ばくの観点から十分に小さいと言える。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2012-044
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5038899
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2012-044

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