2013年1月
発展途上国向け小型高温ガス炉の概念設計
International Journal of Nuclear Energy
- 巻
- 2013
- 号
- 開始ページ
- 918567\_1
- 終了ページ
- 918567\_18
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1155/2013/918567
原子力機構は、開発途上国等による2020年代の実証的高温ガス炉システムの建設を目指して、送電網が整備されていない中小都市向けの熱出力50MWの小型高温ガス炉(原子炉出口温度750$^{\circ}$C及び900$^{\circ}$C)の概念設計を実施した。設計思想は、地域暖房,プロセス熱供給,ガスタービン発電及び熱化学法による水素製造の実証試験等の多目的熱利用に係るユーザーの要請に応えることが可能なこと、HTTRの設計を基に特段の研究開発なしでHTTRより性能を向上させること、高温ガス炉の固有の特性及び受動的崩壊熱除去系を用いて安全性をより向上させることである。設計目標に対する設計結果及び代表的な事象に対する安全予備評価の結果、設計した小型高温ガス炉の技術的成立性を示すことができた。
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- DOI : 10.1155/2013/918567