論文

査読有り
2016年6月

福島における学校施設の除染

Mechanical Engineering Journal (Internet)
  • 三枝 純
  • ,
  • 田川 明広
  • ,
  • 操上 広志
  • ,
  • 飯島 和毅
  • ,
  • 吉川 英樹
  • ,
  • 時澤 孝之
  • ,
  • 中山 真一
  • ,
  • 石田 順一郎

3
3
開始ページ
15-00609\_1
終了ページ
15-00609\_7
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1299/mej.15-00609
出版者・発行元
一般社団法人 日本機械学会

福島第一原子力発電所の事故後、原子力機構は福島県内の学校施設を効果的に除染するための方法を構築するため各種の除染実証試験((1)校庭の線量低減対策、(2)遊泳用プール水の浄化、(3)遊具表面の除染)を実施した。これらの除染実証試験を通して、(1)校庭の線量低減対策では、校庭の表土を剥ぎ取り深さ1mのトレンチに埋設することで線量を大幅に低減できること、(2)遊泳用プール水の浄化では、水中の放射性セシウムを回収するために凝集沈殿法が有効であること、(3)遊具表面の除染では、鉄棒や砂場の木枠といった遊具に対する除染効果は遊具の材質や塗装の条件により大きく依存すること、等の知見を得た。本稿では、これらの除染実証試験についてレビューする。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1299/mej.15-00609
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005133271
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5053869
ID情報
  • DOI : 10.1299/mej.15-00609
  • ISSN : 2187-9745
  • CiNii Articles ID : 130005133271

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