2006年9月
オンラインコミュニティ類型を用いた利用と満足分析-日韓学生データを用いた利用行動の探索的研究-
日本社会情報学会学会誌
- 巻
- 18
- 号
- 2
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 37
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本社会情報学会
オンラインコミュニティ上のコミュニケーション行動を説明する新たな方策として、オンラインコミュニティの類型化を試みた。クラスター分析から得られた2つの類型は、(1)インターネット上で初めて形成された集団、(2)実社会の既存集団を母体とするコミュニティである。当該類型を用いて日韓大学生のオンラインコミュニティ上のコミュニケーション行動を分析した結果、(1)の類型では書き込みは不活発だが情報収集に対する満足度が高く、(2)の類型では書き込みが活発だが情報収集に対する満足度が低い傾向が日韓大学生に共通して認められた。このことは、オンラインコミュニティに対する当該分類方法が国の違いを問わずオンラインコミュニティ上のコミュニケーション行動を分析する上で有効である可能性を示唆している。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-0896
- CiNii Articles ID : 110004789128
- CiNii Books ID : AA11426269