MISC

2012年10月11日

マルチスケールフィルタ向けアクセラレータ・アーキテクチャの提案(システムLSIの応用と要素技術,プロセッサ,DSP,画像処理技術及び一般)

電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理
  • 上野 伸也
  • ,
  • Lovic Eric Gauthier
  • ,
  • 井上 弘士
  • ,
  • 村上 和彰

112
246
開始ページ
59
終了ページ
64
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

画像認識技術が様々な分野で使われ,画像認識アプリケーションを高性能・低消費エネルギーで実行するプロセッサが要求されている.画像認識アプリケーションの実行時間の多くを占めるのはフィルタ処理である.そのため,GRAPE-DRのように演算器をアレイ上に並べるアーキテクチャが適している.しかしながら,処理ごとにフィルタの大きさが異なるため,従来のようにメモリとのデータ入出力を行う演算器が最上段と最下段に固定されている場合,一度に動作させることの可能な演算器が少なくなってしまう.そこで,本稿では,メモリとのデータ入出力に柔軟性を持たせたDSP(Data Stream Processing)Tile型アクセラレータ・アーキテクチャを提案する.提案するアクセラレータは,DSP Tileという小規模なフィルタ処理を実行可能なTileを大量に集積しており,各DSP Tileがメモリと通信を行える.さらに,各DSP Tileは他のDSP Tileへ演算結果を渡せるように接続されている.これらを利用して,小規模なフィルタ処理を複数並列に実行したり,大規模なフィルタ処理を実行したりすることが可能である.本稿では,面積オーバーヘッドを考慮しながら,詳細なアーキテクチャの決定を行う.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009636407
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009636407
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000018608187

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