共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年6月 - 2022年3月

水惑星学の創成

日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

課題番号
17H06454
体系的課題番号
JP17H06454
配分額
(総額)
103,090,000円
(直接経費)
79,300,000円
(間接経費)
23,790,000円

総括班は、1)理論モデルを使った探査結果の解釈の推進、2)実証ツールを使った融合研究の推進、3)若手研究者の育成、4)国際探査ネットワークの構築を行う。
まず、1)、2)のため、「微惑星の水・物質循環会議」「プロキシ会議」といった個別テーマに特化した融合研究を組織し、これら会議をオンラインで開催した。「プロキシ会議」では、惑星物理学・太陽系探査学と地球化学を融合し、小惑星リュウグウの帰還試料から母天体の水環境を復元する手法を発案し、まずは既存の炭素質隕石に適応して、結果をえるなど分野融合研究を推進した。また、これに合わせて、リュウグウ帰還試料をすぐさま分析できる体制を整えることができた。
3)については、国際スクールを開催することが新型コロナの影響により困難となったが、オンラインでのミーティングを活用して個別の国際共同研究を推進した。特に、国際学術雑誌「Minerals」に本領域の特集号を組み、若手研究者や海外研究者の研究発表の掲載をサポートし、若手の発表育成の機会を多く創出するとともに、国際的なアピールを行った。
4)については、昨年度米国ツーソンでおこなった小惑星サンプルリターン国際合同会議での国際共同研究の機会を継続して維持し、個別のオンライン会合などの機会を作り出し、コロナ禍においても構築したネットワークの維持に努めた。
これらの知見・達成状況の確認、連携推進のため、領域全体会議を開催した。ホームページ運営やニューズレター発行によって、領域メンバー内外と共有することで情報伝達を進めた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-ORGANIZER-17H06454
ID情報
  • 課題番号 : 17H06454
  • 体系的課題番号 : JP17H06454