2014年4月 - 2018年3月
大規模数値計算サーベイによる天体衝突破壊モデルの構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では,惑星科学の多くの研究で不可欠である,高精度かつ統一的な天体衝突の破壊モデルを,大規模数値計算サーベイをもとに構築した.計算手法としてSPH法,メッシュ法,DEM法を用いることで,1km 程度の小惑星から原始惑星サイズ(~千km)までの天体衝突現象をカバーし,イジェクタ総質量をモデル化した.まず数値計算結果の解像度依存性を明らかにし高解像度極限での収束値を求める方法を確立した.これを用いた高精度数値計算サーベイより広い衝突条件に対し成り立つ新たなスケーリング則を見出しそのモデル化に成功した.またこの破壊モデルを応用し木星型惑星固体コア形成に対する天体衝突破壊による制約も明らかにした.
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- 課題番号 : 26287101
- 体系的課題番号 : JP26287101