2011年4月 - 2016年3月
系外惑星大気の数値モデリングと形成進化理論
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
地球類似惑星の巨大衝突後の水蒸気大気の進化を求め、海洋が速やかに形成される惑星とマグマオーシャンが長期間保持される惑星に大別されることを示し、それらの観測可能性を明らかにした。多様な境界条件を与えた大気大循環シミュレーションにより、同期回転惑星や表層H2O保有量の少ない陸惑星ではハビタブルゾーンが拡大する可能性があることを示し、長期大気散逸によって表層水が減少すると、むしろ表層水が安定に存在できるようになる進化経路があることを見出した。巨大ガス惑星の雲対流シミュレーションと放射輸送モデリングを進め、ガス惑星大気の対流活動の間欠性の成因とガス惑星の熱放射に及ぼす雲層の役割について明らかにした。
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- 課題番号 : 23103003
- 体系的課題番号 : JP23103003