論文

査読有り
2014年12月

Fluctuations in science and music

近畿大学産業理工学部研究報告
  • 高橋圭一
  • ,
  • 戒田高康
  • ,
  • 平野 剛
  • ,
  • 松崎隆哲
  • ,
  • 藤尾光彦
  • ,
  • 金光滋

21
開始ページ
1
終了ページ
7
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
近畿大学産業理工学部

[概要] 音楽は18-19世紀にその最高の高みに達したとよくいわれる. その原動力の一つは, 音楽の作曲の堅牢さにあるといえる. その点, 数学の堅牢さと通ずるものがある. ゲーテの言葉を借りれば, 幾何学は凍れる音楽である, となる. ここで幾何学は数学にまで拡大される. それは, 中世ヨーロッパの大学の高等教育で教えられていたのは7科目であり, そのうち3科目は, 文法, 論理学, 修辞法であった. この3=triからtrivial(自明)ということばが派生した. 数論, 幾何学, 天文学, 音楽の4科目はより高等なものとして扱われ, quadriviaとよばれていた. ゲーテにとって幾何学=数学であったと思われる. 音楽と数学のこの密接な関係に鑑みて, 両者をつなぐ新理論の展開の場である関数空間を模索した結果, 有限パワー信号(関数)の空間ではないかと考えるに至った. 本論文はこれまで本セミナーシリーズで展開してきたフーリエ変換理論の頂点であり, 生き物と死に物の境界に位置する対象研究の魁である.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005737570
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12013209
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025982722
URL
http://id.nii.ac.jp/1391/00011593/
ID情報
  • ISSN : 1349-5801
  • CiNii Articles ID : 120005737570
  • CiNii Books ID : AA12013209

エクスポート
BibTeX RIS