MISC

2012年10月

ランソプラゾール口腔内崩壊錠の自動錠剤分包機調剤に対する適応性検討(第2報)

薬局
  • 山田 貴之
  • ,
  • 大石 雅子
  • ,
  • 大曽根 早帆
  • ,
  • 有本 正志
  • ,
  • 野々村 浩二

63
11
開始ページ
3385
終了ページ
3389
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)南山堂

口腔内崩壊錠は口腔内で速やかに崩壊し、服用時に水を必要としないため、利便性が高く、とくに嚥下が困難な患者に対してはアドヒアランス向上が期待される。一方、これらの特性上、一般的な経口錠剤に比べて吸湿性が高く物理的衝撃に弱いことが予測され、自動錠剤分包機(以下、分包機)を用いて調剤する際にはあらかじめ物理的衝撃に対する影響度を検討する必要がある。2011年5月、ランソプラゾール口腔内崩壊錠のバラ包装品が発売されたことで、今後分包機への適用が増加すると考えられるため、本製剤を用いて各社の機器で分包した場合の分包錠数に対する欠けた錠数の割合(破損率)を評価した。その結果、高湿度に調湿した製剤を高い位置から落下させた場合に最大2.5%の破損率が認められたものの、高湿度環境を避け、カセットの設置位置に留意することで十分、分包機に適用可能な製剤であることを確認した。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0044-0035
  • 医中誌Web ID : 2012353758

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