MISC

2017年10月

【静脈栄養法におけるリスク・マネジメント】 注射剤混合時のリスク・マネジメント

外科と代謝・栄養
  • 大石 雅子

51
5
開始ページ
247
終了ページ
255
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11638/jssmn.51.5_247
出版者・発行元
日本外科代謝栄養学会

静脈栄養は複雑な組成であるが、近年高カロリー輸液キット製剤が多用され、調製の際の汚染やエラーの防止、省力化の点で格段に向上している。しかし年齢や病態によって個別化が必要な場合は注射剤の混合調製が必要である。TPNや抗がん剤の混合調製を薬剤師が行う施設は増加したが、病棟で医師または看護師により、末梢点滴調製や静脈栄養用製剤の加液が行われる施設も多い。清潔、正確、安全な無菌調製の確立はリスク管理上重要である。医療現場は多職種が交代制で業務を行い、情報が変化し多様な薬剤や機器を有する複雑系であるため、ノンテクニカルスキルもまた重要である。注射剤混合時におけるリスクは、微生物や微粒子による汚染、抗がん剤など細胞障害性物質による曝露、各種のヒューマンエラーおよび薬剤保管管理などであり、組織的な対策が必要である。(著者抄録)

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DOI
https://doi.org/10.11638/jssmn.51.5_247