共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

一酸化窒素によるエピジェネティクス調節機構と薬物制御

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
15H04649
体系的課題番号
JP15H04649
配分額
(総額)
16,770,000円
(直接経費)
12,900,000円
(間接経費)
3,870,000円

エピジェネティクスに深く関わる酵素が一酸化窒素(NO)の標的であることを明らかにした.その中でも,DNAメチル化酵素に関して解析を進めたところ,NOによって活性中心のCys残基が修飾されることで酵素活性が著しく低下することを明らかにした.この結果より,NO刺激に伴って遺伝子制御機構が破綻することが予想されたため,発現量が変化する遺伝子をDNAアレイから網羅的に探索した.本スクリーニングから,有力な遺伝子を複数単離することに成功した.次に,それらの遺伝子上流のメチル化の有無をバイサルファイト法から解析したところ,NOによって劇的に脱メチル化される部位が存在することがわかった.

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15H04649/15H04649seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15H04649
ID情報
  • 課題番号 : 15H04649
  • 体系的課題番号 : JP15H04649