論文

査読有り
2016年11月

ナトリウム冷却高速炉における炉心損傷事故の事象推移解析

Proceedings of 10th Japan-Korea Symposium on Nuclear Thermal Hydraulics and Safety (NTHAS-10) (USB Flash Drive)
  • 山野 秀将
  • ,
  • 飛田 吉春
  • ,
  • 久保 重信
  • ,
  • 植田 伸幸*

開始ページ
10
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

本研究では、金属燃料ナトリウム冷却高速炉における反応度推移と溶融燃料再配置を調べるため、大型炉を対象として炉心損傷事故の事象推移解析を実施した。流量減少時スクラム失敗事故で開始される起因過程解析はCANISコードで実施され、それは出力ピークが小さいことを示した。その解析結果を初期条件として、SIMMER-IIIコードを全炉心規模解析に適用し、反応度推移と溶融燃料再配置を含む事象推移を明らかにすることとした。その結果、全炉心解析での再臨界は非常にマイルドなエネルギー放出となる結果を得た。金属燃料炉心でマイルドなエネルギー放出となるのは金属燃料の比熱が小さいことと即発的な負のフィードバック反応度メカニズムが大きく作用するためである。

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https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5057079

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