2005年 - 2008年
契約の実証分析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本プロジェクトでは、現代の開発途上国および戦前の日本をフィールドとして、土地・金融・労働市場におけるさまざまな契約形態の含意を理論的・実証的に分析した。戦前日本では、減免付定額契約がマーシャルの非効率性を解決しつつ土地市場の機能に寄与したこと、現代のアフリカでも土地市場が機能しつつあることが明らかになった。また現代のアフリカでは共同体関係が小企業の信用へのアクセスを支えていること、現代の東南アジアで現物賃金が労働者家計のリスクを低減する役割を果たしていることなどが明らかになった。
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- 課題番号 : 17330048
- 体系的課題番号 : JP17330048