2008年10月31日
動き制約のある掌シルエットがユーザの認知へ与える影響(手)
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
- ,
- 巻
- 108
- 号
- 282
- 開始ページ
- 141
- 終了ページ
- 146
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 社団法人電子情報通信学会
影やシルエットを利用したインタフェースによって離れた位置にあるディスプレイにアクセスすることが可能になっている.しかしながら,トリガを与える操作しか実現されておらず,量調整を行う方法は乏しい.本研究では,身体の一部と認識される対象物に視覚上の変化があるだけで触覚を感じるPseudo-Hapticという生理現象に着目し,視触覚相互作用が形成される手影に対し,その影の動きに制約を課すことで触覚を感じさせ,量調整操作に適したシルエットインタフェースシステムの実現を目指す.本稿では,掌シルエットを,身体の手のひら回転運動の回転角に対して動きを制約した映像をコンピュータで生成して表示することで,その動き制約がシルエットに対する認知へどのように影響するかについて被験者実験を行う.最後に,得られた知見を考察し,量調整を行うインタフェースへ応用する際の設計法について述べる.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110007114855
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10487237
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110007114855
- CiNii Books ID : AN10487237