共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

超少子高齢社会の新しい郊外戸建て住宅地像と地域マネジメント手法

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
19H02311
体系的課題番号
JP19H02311
配分額
(総額)
8,840,000円
(直接経費)
6,800,000円
(間接経費)
2,040,000円

本研究は、住民主導で地区計画策定を目指している鎌倉市大平山丸山地区を対象に、公衆衛生、生涯学習、社会学等の分野横断型のアプローチにより、30年後を見据えて、超少子高齢社会における新しい郊外戸建て住宅地像(ビジョン)とその実現手段としての住環境マネジメント手法(計画ツール、法制度、マネジメント体制)を明らかにしていくことを目的とする。
同地区では、住民全戸約1,200名を対象にした質問紙調査を実施し、地域支え合い、移動支援、子育て支援の3つの分科会に分かれて、調査結果の分析を行い、またまち歩き等を通じて、地域診断と地域マネジメントに向けた具体的な活動計画の策定と試行を開始した。
地域支え合い分科会においては、現在の近所づきあいの程度および将来的に希望する地域との関わり合いの分析を行った上で、助け合いの活動の担い手の発掘に着手した。移動支援分科会においては、外出頻度と移動支援へのニーズにより住民のセグメントを行い、各タイプの状況に応じて、求められるソーシャル・パーソナルモビリティのあり方の検討に着手した。さらに、質問紙調査に現れてこない日常的な外出行動(目的地や経路、移動手段、動機等)を把握するために、性別/年齢別に抽出した高齢者に対するインタビュー調査を実施している。子育て支援分科会においては,特に学童期、乳幼児期の支援へのニーズが高いことから、親子共に参加できるサロンの実施を試行しながらニーズ調査を展開した。また以上の研究成果について、町内会の中間報告会や、鎌倉市深沢地区の連合町内会で成果発信を実施した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H02311
ID情報
  • 課題番号 : 19H02311
  • 体系的課題番号 : JP19H02311

この研究課題の成果一覧

論文

  4

講演・口頭発表等

  6

社会貢献活動

  1
  • パネリスト, 司会, 情報提供, 企画, 調査担当
    大平山丸山町内会 大平山丸山町内会まちづくりアンケート中間報告会 2019年10月20日