2010年6月25日
ブーム後のシークヮーサー生産および商品展開のデザイン
農林業問題研究
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- 巻
- 46
- 号
- 1
- 開始ページ
- 63
- 終了ページ
- 68
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.7310/arfe.46.63
- 出版者・発行元
- 富民協会
近年、主力の100%ジュースをはじめとしたシークヮーサー利用製品の販売の伸び悩みと加工(搾汁)用果実の価格低下が顕著になってきた。JAおきなわの2009年産の加工用価格は最高値であった2005 年産の1/4程度まで下落した。ブームであったそれまでの価格が異常であったともいえるが、シークヮーサー生産および商品展開は、ブーム後の持続的生産と安定した市場位置の確保(定番化)を目指す新しいフェーズに入ったといえよう。このままでは、シークヮーサーを取り巻く状況は1980年頃からのそれと同様になってしまうことが危惧される。これを回避するため、行政やJAおきなわ等関係機関によって、シークヮーサーの消費を促進し定番化する活動が進められている。我々は、この動きを考慮しつつ、これまでの研究蓄積を活用して、今後のシークヮーサー生産と商品展開のデザインを試みることとした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.7310/arfe.46.63
- ISSN : 0388-8525
- J-Global ID : 201002257321133979
- CiNii Articles ID : 10026501614
- CiNii Books ID : AN00202829